T0167

D-(+)-トレハロース 二水和物

from Saccharomyces cerevisiae, powder, BioReagent, suitable for cell culture, suitable for insect cell culture, ≥99%

• 別名: α,α-トレハロース, α-D-グルコピラノシル-α-D-グルコピラノシド
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₂H₂₂O₁₁ · 2H₂O
• CAS番号: 6138-23-4
• 分子量: 378.33
• Beilstein: 5322018
• EC Number: 202-739-6
• MDL番号: MFCD00071594
• UNSPSCコード: 12352201
• PubChem Substance ID: 24899871
• NACRES: NA.75

特性

• 品質水準: 200
• 由来生物: Saccharomyces cerevisiae
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥99%
• 形状: powder
• テクニック: cell culture | insect: suitable; cell culture | mammalian: suitable
• 溶解性: H₂O: 50 mg/mL
• SMILES記法: [H]O[H].[H]O[H].OC[C@H]1O[C@H](O[C@H]2O[C@H](CO)[C@@H](O)[C@H](O)[C@H]2O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@@H]1O
• InChI: 1S/C12H22O11.2H2O/c13-1-3-5(15)7(17)9(19)11(21-3)23-12-10(20)8(18)6(16)4(2-14)22-12;;/h3-20H,1-2H2;2*1H2/t3-,4-,5-,6-,7+,8+,9-,10-,11-,12-;;/m1../s1
• InChI Key: DPVHGFAJLZWDOC-PVXXTIHASA-N

詳細

詳細

トレハロースは非還元二糖類であり、自然界に広く存在します。防腐剤として、また酵素、ワクチン、細胞、その他多くの分子の保持に用いられます。トレハロースは、無脊椎類動物では血リンパ糖として存在します。

アプリケーション

D-(+)-トレハロース二水和物は、ウサギ卵母細胞を凍結する緩徐凍結法に用いられています。また、in vitroで成熟させた卵母細胞の固体表面ガラス固化（SSV）にも使用されています。種々の細胞凍結培地における抗凍結剤としての使用に適しています。

生物化学的／生理学的作用

トレハロースは植物の胚発生、炭素代謝、光合成、および開花に不可欠です。アンヒドロバイオロジー（無水生活)を営む種では特に多く存在します。トレハロースは微生物の糖質貯蔵物であり、熱、冷却、脱水、乾燥、酸化などの有害な状態から微生物を保護します。トレハロースはタンパク質の折り畳みに影響する化学的シャペロンとして機能します。in vitroでβ-アミロイドの発生と蓄積を防ぐことが知られています。こうしたトレハロースの作用は、ハンチンチンタンパク質凝集で観察されています。このため、アルツハイマー病やハンチントン病で保護的役割を果たす可能性があります。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)