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ピロメリト酸二無水物

97%

• 別名: PMDA, ベンゼン-1,2,4,5-テトラカルボン酸二無水物
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₂O₆
• CAS番号: 89-32-7
• 分子量: 218.12
• Beilstein: 213583
• EC Number: 201-898-9
• MDL番号: MFCD00005005
• UNSPSCコード: 12162002
• PubChem Substance ID: 24865800
• NACRES: NA.23

特性

• 品質水準: 200
• アッセイ: 97%
• フォーム: powder
• bp: 397-400 °C (lit.)
• mp: 283-286 °C (lit.)
• SMILES記法: O=C1OC(=O)c2cc3C(=O)OC(=O)c3cc12
• InChI: 1S/C10H2O6/c11-7-3-1-4-6(10(14)16-8(4)12)2-5(3)9(13)15-7/h1-2H
• InChI Key: ANSXAPJVJOKRDJ-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

Pyromellitic dianhydrideは、優れた熱安定性、機械的強度、耐燃性を持つことから、航空宇宙産業、エレクトロニクス産業、自動車産業で使用されているpolyimideポリマーの作製で一般的に使用されている二無水物モノマーです。また、polyesterやpolyetherなどの熱可塑性ポリマーや、可塑剤、epoxy樹脂の合成にも使用されます。さらに、PMDAは、epoxy樹脂の硬化剤として使用されます。epoxy樹脂は、接着剤、コーティング剤、複合材、電気絶縁体材料において広く使用されています。

Pyromellitic dianhydride（PMDA）は、polyethylene terephthalate（PET）ベースの鎖延長部分の形成において、修復剤として、また鎖延長剤として使用できる酸無水物です。主に、熱可塑性プラスチックの製造やその他のコーティング用途に用いられます。

アプリケーション

PMDAは、以下として使用できます：

• 優れた熱機械的特性と化学的特性を持つaromatic polyimideを合成するためのモノマー。このようなモノマーは、自動車工業や電子工業で応用されます。
• 有機電子部品に有望なsiloxane系ハイブリッド材の開発におけるキャッピング剤。
• 浄水、ガス分離、生物医学デバイスで使用される薄膜コンポジット膜の作製と修飾におけるモノマー。
• リチウムイオン電池やナトリウムイオン電池のための正極活物質としてのpyromellitic diimideベース共重合体の合成におけるモノマー。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08,GHS05
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H317,H318,H334
• 注意書き: P261 - P272 - P280 - P284 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Dam. 1 - Resp. Sens. 1 - Skin Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): 716.0 °F - closed cup
• 引火点(℃): 380 °C - closed cup
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Faceshields, Gloves