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Merck
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主要文書

安全性情報

07-473

Sigma-Aldrich

Anti-trimethyl-Histone H3 (Lys4) Antibody

Upstate®, from rabbit

別名:

H3K4me3, Histone H3 (tri methyl K4), H3 histone family, member T, histone 3, H3, histone cluster 3, H3

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

rabbit

品質水準

抗体製品の状態

affinity isolated antibody

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

polyclonal

分子量

(~17 kDa observed; 15.51 kDa calculated.. Uncharacterized bands may be observed in some lysate(s).)

精製方法

affinity chromatography

化学種の反応性

human

化学種の反応性(ホモロジーによる予測)

vertebrates (based on 100% sequence homology.)

メーカー/製品名

Upstate®

テクニック

ChIP: suitable (ChIP-seq)
dot blot: suitable
immunocytochemistry: suitable
western blot: suitable

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

trimethylation (Lys4)

遺伝子情報

human ... H3C1(8350)

詳細

抗トリメチル化ヒストンH3(Lys4)抗体(カタログ番号:07-473)は、リジン4がトリメチル化されたヒストンH3を検出するウサギポリクローナル抗体であり、ChIP、ドットブロッティング、免疫細胞染色およびウェスタンブロッティングでの使用がテストされています。
Purified rabbit polyclonal antibody in buffer containing 0.1 M Tris-Glycine (pH 7.4), 150 mM NaCl with 0.05% sodium azide

特異性

このウサギポリクローナル抗体は、リジン4がトリメチル化されたヒストンH3(H3Kme3)を特異的に検出します。

免疫原

エピトープ:トリメチル化Lys4
リジン4がトリメチル化されたヒトヒストンH3のN末端領域における10のアミノ酸に相当するKLH結合直鎖ペプチド

アプリケーション

ChIP:
独立した研究所において、クロマチン免疫沈降(ChIP)に使用されました。
ドットブロッティング:希釈倍率1:10,000で使用、Absurance ヒストンH3抗体特異性アレイ(カタログ番号:16-667)およびAbsurance ヒストンH2A、H2B、H4抗体特異性アレイ(カタログ番号:16-665)で、トリメチル化ヒストンH3(Lys 4)の検出に使用されました。
ChIP-seq:
Magna ChIP HiSensキット(カタログ番号:17-10460)、1 µLの抗トリメチル化ヒストンH3(Lys4)抗体(カタログ番号:07-473)、20 µLのプロテインA/Gビーズ、1×10E6の共有結合させたHeLa細胞クロマチンを使用して、クロマチン免疫沈降させ、その後マグネチックビーズを用いてDNAを精製しました。Illuminaバーコード付きアダプターを用いた標準プロトコルによってInputおよびChIP DNAサンプルからライブラリを準備し、Illumina HiSeq装置で分析を行いました。FastQファイルから得られた1800万に及ぶ膨大な数の読取り値を、Bowtie(http://bowtie-bio.sourceforge.net/manual.shtml)およびTagDust(http://genome.gsc.riken.jp/osc/english/dataresource/)タグ除去の順に使用してマッピングしました。MACS(http://luelab.dfci.harvard.edu/MACS/)を用いてピークを特定し、UCSCゲノムブラウザ(http://genome.ucsc.edu)のカスタムトラックとしてBigWigおよびBEDファイルからピークと読取り値を可視化しました。07-473データセットで特定されたピークの上位25%が、HeLa S3のENCODE H3K4me3 BROADヒストントラックで特定されたピークと99%の重複を示しました。
抗トリメチル化ヒストンH3(Lys4)抗体(カタログ番号:07-473)は、リジン4がトリメチル化されたヒストンH3を検出するウサギポリクローナル抗体であり、ChIP、ドットブロッティング、免疫細胞染色およびウェスタンブロッティングでの使用がテストされています。
研究カテゴリー
エピジェネティクス・核内機能分子&
研究サブカテゴリー
ヒストン

品質

HeLa酸抽出核調製物(陽性)および組換えヒストンH3(陰性)を用いたウェスタンブロッティングにより評価されています。

ウェスタンブロッティング:
希釈倍率1:5,000~1:10,000で使用、HeLa酸抽出核調製物でトリメチル化ヒストンH3(Lys4)を検出できます。

ターゲットの説明

ヒストンH3.1t (UniProt:Q16695、別名:H3/t、H3t、H3/g)は、ヒトHIST3H3(別名:H3FT)遺伝子(Gene ID:8290)によりコードされています。ヒストンは、真核生物のクロマチンのヌクレオソーム構造の主体となる、高度に保存された塩基性核タンパク質です。ヒストンは、転写調節、DNA修復、DNA複製、および染色体安定性において中心的な役割を果たしています。4種類のコアヒストン(H2A、H2B、H3、H4)各2分子が八量体を形成し、その周りをDNAがヌクレオソームと称する反復単位となって巻きついているため、DNAを鋳型として必要とする細胞機構にDNAは近寄れません。ヒストンH3は、コアの球状ドメインと長いN末端尾部を特徴とします。N末端尾部は球状ヌクレオソームから突き出ており、細胞プロセスに影響を及ぼす数種のエピジェネティックな修飾を受ける可能性があります。ヒストンタンパク質のN末端は、リン酸化、アセチル化、メチル化などの翻訳後修飾を受け、下流の調節因子を動員して、クロマチン構造に影響を与え、転写の重要な決定因子となります。ヒストンH3は、ヒストンアセチルトランスフェラーゼにより、ヒストン尾部のいくつかのリジン残基がアセチル化されることがあります。アセチル化は一般に転写活性と関連しており、リジン残基とアルギニン残基のメチル化は、修飾された残基によって、活性化または抑制のどちらかになります。ヒストンH3のトリメチル化は、最もよく研究されているエピジェネティックなマーカーの1つです。H3K4me3の修飾は一貫して転写開始部位で起こると報告されており、H3K4me3ドメインは着床前発生と、内部細胞塊から胚性幹細胞を誘導したり栄養外胚葉から栄養膜幹細胞を誘導したりする過程での、転写活性増加と細胞識別増強に関連します。 (参考文献:Sharifi-Zarchi, A., et al. (2017). BMS Genomics. 18; Article 964; Liu, X., et al. (2016). Nature. 537(7621); 558-562)。

関連事項

先発品:04-791

物理的形状

アフィニティー精製
アフィニティー精製ウサギポリクローナル抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー(pH 7.4)+150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム含有

保管および安定性

2~8ºCで受領日から1年間安定です。

アナリシスノート

コントロール
HeLa核抽出物

法的情報

UPSTATE is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

07-473:
07-473-1MG:


試験成績書(COA)

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HISTONE MONOUBIQUITINATION1 interacts with a subunit of the mediator complex and regulates defense against necrotrophic fungal pathogens in Arabidopsis.
Dhawan, R; Luo, H; Foerster, AM; Abuqamar, S; Du, HN; Briggs, SD; Mittelsten Scheid, O; Mengiste, T
Plant Cell null
Maintenance of long-range DNA interactions after inhibition of ongoing RNA polymerase II transcription.
Palstra, RJ; Simonis, M; Klous, P; Brasset, E; Eijkelkamp, B; de Laat, W
Testing null
Whole-genome analysis of histone H3 lysine 4 and lysine 27 methylation in human embryonic stem cells.
Pan, G; Tian, S; Nie, J; Yang, C; Ruotti, V; Wei, H; Jonsdottir, GA; Stewart, R; Thomson, JA
Cell Stem Cell null
Immunoassay for human serum hepcidin.
Tomas Ganz, Gordana Olbina, Domenico Girelli, Elizabeta Nemeth, Mark Westerman
Blood null
Attenuation of brassinosteroid signaling enhances FLC expression and delays flowering.
Domagalska, MA; Schomburg, FM; Amasino, RM; Vierstra, RD; Nagy, F; Davis, SJ
Development null

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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