MAB5326

抗ネスチン抗体、クローン10C2

clone 10C2, Chemicon^®, from mouse

• 別名: Anti-Nestin
• UNSPSCコード: 12352203
• eCl@ss: 32160702
• NACRES: NA.41
• クローン: 10C2, monoclonal
• application: ICC; IHC (p); WB
• 化学種の反応性: human
• テクニック: immunocytochemistry: suitable; immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): suitable; western blot: suitable
• citations: 467

特性

• 由来生物: mouse
• 品質水準: 100
• 抗体製品の状態: purified immunoglobulin
• クローン: 10C2, monoclonal
• 化学種の反応性: human
• 以下との反応禁止: rat, mouse
• 包装: antibody small pack of 25 μg
• メーカー／製品名: Chemicon^®
• テクニック: immunocytochemistry: suitable; immunohistochemistry (formalin-fixed, paraffin-embedded sections): suitable; western blot: suitable
• 入力: sample type epithelial cells; sample type neural stem cell(s)
• アイソタイプ: IgG1
• NCBIアクセッション番号: NM_006617.1
• UniProtアクセッション番号: P48681
• 輸送温度: ambient
• 保管温度: 2-8°C
• ターゲットの翻訳後修飾: unmodified

詳細

詳細

ネスチンは、大型の中間径フィラメントタンパク質（クラスVI）であり、発生中に発現され、また、筋腱・神経筋接合部で発現されています。 ネスチンの発現は限定されており、通常はE18までに消失します。ネスチンは適切な神経マーカーであると考えられていますが、最近の研究で、内皮細胞などの他の細胞型にもネスチンの発現が認められています（Folia Biologica, 44(5):155, 1998）。 ネスチンによって、最も原始的な神経上皮を識別できますが、他の多くの胚組織も識別されるため、CNSに特異的というわけではありません。ネスチンの発現は、ほぼすべてのGBM（多形神経膠芽腫）と多くのメラノーマ（原発性および転移性）で認められますが、転移性癌では認められません。

特異性

ヒトネスチンと反応し、サルネスチンとの弱い反応性を示します。げっ歯類ネスチンとは反応しません。

免疫原

エピトープ：ヒト

融合タンパク質。

アプリケーション

この抗ネスチン抗体、クローン10C2は、ネスチンの検出において、IC、IH、IH（P）、WBでの使用が検証されています。

イムノブロッティング：変性タンパク質において1:1,000～1:2,000。 ウエスタンブロッティング：1:1000～1:5000. 変性SDSゲルの220～240 kDAバンドを認識します。ほとんどのライセートには60～64 kDaバンドも存在し、この小フラグメントの正体については不明ですが、ヒトネスチンタンパク質を含まないライセートにはこのバンドは見られません。

WI-38（ATCC# CCL75）をポジティブコントロールとして使用できます。U251細胞株もポジティブです。

免疫細胞染色：4%パラホルムアルデヒドで固定され、0.02% Tritonで透過処理された細胞において1:200

免疫組織染色：パラホルムアルデヒドが固定剤として推奨されます：ホルマリン固定、パラフィン包埋組織切片において1:200。ブロック中のみTriton 0.02%を使用、希釈バッファー0.1% BSA、インキュベーション1～2時間RT。ヒト胎児脳がポジティブコントロールとして推奨されます。（CA Messam et al, Develop.Brain Res, 134:87-92, 2002; Gu, et al., Brain Res. 943:174-180, 2002）。細胞質におけるフィラメント染色

最適な希釈濃度は、ご自身で決定してください。

研究のカテゴリ
幹細胞研究

研究のサブカテゴリ
神経幹細胞

ターゲットの説明

200-220 kDa

関連事項

代替品：AB5922

物理的形状

0.1%アジ化ナトリウムを保存剤として含有する20 mMリン酸ナトリウム、250 mM塩化ナトリウム、pH 7.6に含まれるプロテインA精製マウス免疫グロブリン。

フォーマット：精製

精製プロテインA

保管および安定性

抗体は4°Cまたは-20°Cで保存できます。凍結・融解サイクルの繰り返しは避けてください。

輸送中に、密封された製品バイアル内に少量の製品が付着することがあります。200 μL以下の容量の製品については、容器のキャップに付いた液体を除去するために、バイアルの硬い表面を軽くたたくか、またはバイアルを卓上遠心分離機に短時間かけることが推奨されます。

アナリシスノート

コントロール
ポジティブコントロール：WI-38（ATCC# CCL75）またはU251細胞株

その他情報

濃度：ロットに固有の濃度につきましては試験成績書をご参照ください。

法的情報

CHEMICON is a registered trademark of Merck KGaA, Darmstadt, Germany

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

安全性情報

• 保管分類コード: 12 - Non Combustible Liquids
• WGK: WGK 2