A8937

アデノシン5′-三リン酸 二カリウム塩 二水和物

from microbial, ≥92% (HPLC)

• 別名: 5′-ATP-K₂
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₀H₁₄K₂N₅O₁₃P₃ · xH₂O
• CAS番号: 42373-41-1
• 分子量: 583.36 (anhydrous basis)
• MDL番号: MFCD00084672
• UNSPSCコード: 41106305
• eCl@ss: 32160414
• PubChem Substance ID: 24891383
• NACRES: NA.51

特性

• 由来生物: microbial
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥92% (HPLC)
• フォーム: powder
• 溶解性: H₂O: 50 mg/mL
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: [K+].[K+].Nc1ncnc2n(cnc12)[C@@H]3O[C@H](COP(O)(=O)OP([O-])(=O)OP(O)([O-])=O)[C@@H](O)[C@H]3O
• InChI: 1S/C10H16N5O13P3.2K/c11-8-5-9(13-2-12-8)15(3-14-5)10-7(17)6(16)4(26-10)1-25-30(21,22)28-31(23,24)27-29(18,19)20;;/h2-4,6-7,10,16-17H,1H2,(H,21,22)(H,23,24)(H2,11,12,13)(H2,18,19,20);;/q;2*+1/p-2/t4-,6-,7-,10-;;/m1../s1
• InChI Key: YFPSRAQDZYNYPX-IDIVVRGQSA-L

詳細

詳細

アデノシン5′-三リン酸（ATP）は、ミトコンドリア内で酸化的リン酸化により合成されます。

アプリケーション

アデノシン5′-三リン酸二カリウム塩水和物は、以下の用途に使用されています。

• ヌクレオチド源としてのin vitro転写反応および2倍RNA結合緩衝液に
• 粗細胞抽出物を校正するためのエネルギー溶液の成分として
• オートファジー（自己貪食）の媒介におけるPK11195との依存性を調べるために

生物化学的／生理学的作用

アデノシン5′-三リン酸（ATP）は、in vivoでのエネルギー貯蔵および代謝の中心的な構成要素です。ATPは、呼吸、生合成反応、運動性、および細胞分裂などの、数多くの細胞プロセスに使用されています。ATPは、細胞シグナル伝達に関与する多くのキナーゼの基質であり、セカンドメッセンジャーcAMPを生成するアデニル酸シクラーゼの基質でもあります。ATPにより、代謝ポンプを駆動するための代謝エネルギーがもたらされます。代謝障害はATP欠乏症を引き起こします。キサンチンオキシドレダクターゼ阻害剤とイノシンを使用すれば、細胞内ATPレベルが改善されます。

P₂プリン作動性アゴニストです。カルシウム活性化カリウムチャンネルの活性を増加させます。ATP依存性酵素系の基質です。

注意

安定性を最大限に高めるため、pH 3.5~6.8の溶液を凍結保存してください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H315,H319,H335
• 注意書き: P261 - P264 - P271 - P280 - P302 + P352 - P305 + P351 + P338
• 危険有害性の分類: Eye Irrit. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT SE 3
• ターゲットの組織: Respiratory system
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): dust mask type N95 (US), Eyeshields, Gloves