E3520

エブセレン

powder, ≥98% (TLC)

• 別名: 2-フェニル-1,2-ベンゾイソセレナゾール-3(2H)-オン
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₃H₉NOSe
• CAS番号: 60940-34-3
• 分子量: 274.18
• MDL番号: MFCD00210937
• UNSPSCコード: 12352202
• PubChem Substance ID: 24278417
• NACRES: NA.77

特性

• 製品名: エブセレン, cysteine modifier
• 品質水準: 200
• アッセイ: ≥98% (TLC)
• フォーム: powder
• mp: 176-182 °C
• 溶解性: chloroform: 19.60-20.40 mg/mL, clear, yellow
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: O=C1N([Se]c2ccccc12)c3ccccc3
• InChI: 1S/C13H9NOSe/c15-13-11-8-4-5-9-12(11)16-14(13)10-6-2-1-3-7-10/h1-9H
• InChI Key: DYEFUKCXAQOFHX-UHFFFAOYSA-N

詳細

詳細

エブセレンは交感神経刺激アミンです。

アプリケーション

エブセレンは、次の用途で使用されています。

• 電位依存性カルシウムチャネル（VDCC）ブロッカーとして。
• マウス

長指伸筋（速筋）における収縮媒介デオキシグルコース（2-DG）取り込みに対するその阻害作用を試験するためにグルタチオンペルオキシダーゼミメティックとして。

• グルコセレブロシダーゼ阻害剤として。
• C型肝炎ウイルスヘリカーゼ阻害剤として。

生物化学的／生理学的作用

グルタチオンペルオキシダーゼミミックであるエブセレンは、抗炎症活性を誘発します。また、抗アテローム硬化性機能を持ちます。エブセレンは多剤抵抗性Staphylococcus aureus（MRSA）感染症で抗菌作用を示し、MRSAによる皮膚感染症治療において治療標的候補になると考えられます。神経保護薬とみなされており、炎症関連発癌において化学防御機能を誘発します。

抗酸化性を有する有機セレン化合物です。チオール基の非存在下で哺乳類リポキシゲナーゼを阻害し、システイン残基との相互作用を介してグルタチオンS-トランスフェラーゼおよびパパインも阻害します。さらにシステイン残基を共有結合により修飾することで、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼを阻害します。この作用はジチオスレイトールにより回復します。低密度リポタンパク質(LDL)の酸化を阻害します。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS06,GHS08,GHS09
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H301 + H331,H373,H410
• 注意書き: P260 - P264 - P273 - P301 + P310 - P304 + P340 + P311 - P314
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 3 Inhalation - Acute Tox. 3 Oral - Aquatic Acute 1 - Aquatic Chronic 1 - STOT RE 2
• 保管分類コード: 6.1D - Non-combustible acute toxic Cat.3 / toxic hazardous materials or hazardous materials causing chronic effects
• WGK: WGK 3