F9054

フミトレモルジンC

from Neosartorya fischeri, film

• 別名: FTC
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₂H₂₅N₃O₃
• CAS番号: 118974-02-0
• 分子量: 379.45
• MDL番号: MFCD08702652
• UNSPSCコード: 12161501
• PubChem Substance ID: 24724486
• NACRES: NA.77

特性

• 由来生物: Neosartorya fischeri
• 品質水準: 200
• フォーム: film
• 溶解性: acetonitrile: soluble 5 mg/mL; methanol: soluble 5 mg/mL; DMSO: soluble; chloroform: soluble
• 抗生物質活性スペクトル: fungi
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: COc1ccc2c3C[C@@H]4N([C@@H](\C=C(/C)C)c3[nH]c2c1)C(=O)[C@@H]5CCCN5C4=O
• InChI: 1S/C22H25N3O3/c1-12(2)9-18-20-15(14-7-6-13(28-3)10-16(14)23-20)11-19-21(26)24-8-4-5-17(24)22(27)25(18)19/h6-7,9-10,17-19,23H,4-5,8,11H2,1-3H3/t17-,18-,19-/m0/s1
• InChI Key: DBEYVIGIPJSTOR-FHWLQOOXSA-N

詳細

詳細

化学構造：インドール誘導体

アプリケーション

フミトレモルジンCは、マウス神経幹／前駆細胞（NSPC）の細胞生存能力に対する影響を検討するための、アデノシン三リン酸（ATP）結合カセットスーパーファミリーGメンバー2（ABCG2）阻害薬として使用されています。肺癌細胞に対する影響を検討するためのABCG2阻害薬としても使用されています。

生物化学的／生理学的作用

フミトレモルギン C(FTC)は、ジケトピペラジン系化合物のカビ毒です。FTCは哺乳動物細胞において発振戦性であり、細胞周期停止を起こします。フミトレモルギンCは、非P-gp(P-糖タンパク質)性および非MRP(多剤耐性タンパク質)性の多剤耐性(MDR)細胞において、ドキソルビシン、Mitoxantrone、Topotecanに対する耐性を逆転させることが知られています。 この耐性逆転は、薬剤蓄積の増加に伴って起こります。フミトレモルギンCは、化学療法耐性に関与するABCトランスポ-タ-である乳癌耐性タンパク質(BCRP/ABCG2)に対して、マイクロモル濃度で作用する、特異的、選択的かつ強力なインヒビタ-です。FTCは、ミトキサントロンと組み合わせて、いくつかの細胞株においてABCG2の機能的活性を検出する用途に使用されます。

特徴および利点

この化合物はADME/Tox研究用の注目商品です。ここをクリックしてその他の主なADME/Tox研究用製品をご覧ください。その他の研究領域で使用される生理活性小分子についての詳細は、こちらをご覧ください：sigma.com/discover-bsm。

包装

保存 2～8°Cで乾燥保存してください。この条件下で、本製品は2年間安定です。DMSO溶液は2～8°Cで2ヵ月間安定です。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)