L2625

L-乳酸デヒドロゲナーゼ ウシ心臓由来

Type III, ammonium sulfate suspension, ≥500 units/mg protein

• 別名: 乳酸, (S)-乳酸: NAD⁺ オキシドレダクターゼ, L-LDH, LD, LDH
• CAS番号: 9001-60-9
• Enzyme Commission number: 1.1.1.27 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-617-8
• MDL番号: MFCD00131466
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• タイプ: Type III
• 品質水準: 200
• 形状: ammonium sulfate suspension
• 比活性: ≥500 units/mg protein
• UniProtアクセッション番号: P19858; Q5E9B1
• その他の活性: pyruvate kinase ≤0.03%
• 保管温度: 2-8°C
• 遺伝子情報: cow ... LDHA(281274) , LDHB(281275)

詳細

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研究領域：細胞シグナル伝達

乳酸デヒドロゲナーゼ（LDH）は、酸化還元酵素ファミリーに属する細胞質酵素です。@’@体組織では普遍的に発現していますが、筋肉、肝臓、腎臓では高濃度で発現しています。LDHは四量体として存在し、2つのサブユニット（HとM）で構成されています。真核生物のLDHは、その触媒機能に応じて活性部位ループが開閉します。脊椎動物における乳酸の主要な鏡像異性体であるL-乳酸は、LDHC遺伝子にコードされるLDH酵素のL-異性体によって産生されます。

アプリケーション

ウシ心臓由来のL-乳酸デヒドロゲナーゼは、細胞毒性アッセイで標準物質として使用されています。また、グルタミン酸-ピルビン酸トランスアミナーゼ（GPT）アッセイにも使用されています。

生物化学的／生理学的作用

乳酸デヒドロゲナーゼ（LDH）は、嫌気的代謝経路において重要な役割を果たす極めて重要な酵素です。細胞内で乳酸をピルビン酸に、NAD⁺をNADHに、またその逆に変換する反応を促進します。この酵素反応は、特に低酸素濃度の環境または低酸素状態において、細胞エネルギー生産に重要な役割を果たします。LDH活性は、腫瘍の解糖とWarburg効果においても重要です。細胞が損傷を受けたり死に至ったりすると、LDHは血流中に放出されます。したがって、LDHは細胞傷害および細胞死の潜在的マーカーとして用いることができます。高いLDH活性は、肝疾患、貧血、心臓発作、骨折、筋外傷、ある種のがんなど、さまざまな医学的疾患と関連しています。

また、他のL-2-hydroxymonocarboxylic acidの酸化を触媒します。

単位の定義

1ユニットは、pH 7.5、37°C、1分間で、1.0 μmolのピルビン酸をL-乳酸へと還元する酵素量です。

物理的形状

pH 6.0の2.1 M (NH_}4)₂SO₄溶液への結晶性懸濁液

アナリシスノート

タンパク量はビウレット法で測定

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• 保管分類コード: 10 - Combustible liquids
• WGK: WGK 1
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)