R3375

パルミチン酸レチニル

Type IV, ~1,800,000 USP units/g, oil

• 別名: all−trans−レチノールパルミタート, パルミチン酸ビタミンA
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₆H₆₀O₂
• CAS番号: 79-81-2
• 分子量: 524.86
• Beilstein: 1917366
• EC Number: 201-228-5
• MDL番号: MFCD00019414
• UNSPSCコード: 12352205
• PubChem Substance ID: 24899361
• NACRES: NA.79

特性

• 由来生物: synthetic (organic)
• 品質水準: 100
• タイプ: Type IV
• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• 形状: oil
• 比活性: ~1,800,000 USP units/g
• 色: yellow to orange
• mp: 26 °C
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CC1=C(/C=C/C(C)=C/C=C/C(C)=C/COC(CCCCCCCCCCCCCCC)=O)C(C)(C)CCC1
• InChI: 1S/C36H60O2/c1-7-8-9-10-11-12-13-14-15-16-17-18-19-25-35(37)38-30-28-32(3)23-20-22-31(2)26-27-34-33(4)24-21-29-36(34,5)6/h20,22-23,26-28H,7-19,21,24-25,29-30H2,1-6H3/b23-20+,27-26+,31-22+,32-28+
• InChI Key: VYGQUTWHTHXGQB-FFHKNEKCSA-N

詳細

詳細

レチナール、レチノールおよびレチノール酸は、それぞれビタミンAのアルデヒド型、アルコール型および酸型です。レチノイドは、cisおよびtrans配置で二重結合を有する炭素20個のシクロヘキセニル環で構成されます。パルミチン酸レチニルは、ビタミンAの主な貯蔵型です。レチニルエステルはビタミンAのプールとなり、必要に応じてレチノールおよび他のレチノイドに変換されます。レチノイドは、プロピオン酸レチニル、酢酸レチニル、パルミチン酸レチニルなどのレチニルエステルとしても存在します。

アプリケーション

パルミチン酸レチノールは、次の用途で使用されています。

• 蝸牛内でのコネクシンCx26およびCx30の発現を調節するレチノイド誘導体として
• 高速液体クロマトグラフィー（HPLC）の標準物質として
• 眼杯タンパク質ホモジネートのイソメラーゼアッセイにおいてレチノイド基質として

生物化学的／生理学的作用

レチノイドは核内受容体のリガンドであり、抗酸化機能を有します。パルミチン酸レチノールは、医薬品および化粧品の分野で広く使用されています。日焼け止めに使用すると、UVB誘発DNA損傷およびアポトーシスからの保護となります。パルミチン酸レチノールは、光老化に対処するためにスキンケア化粧品に使用されます。パルミチン酸レチノールは、肺癌治療に有効な化学防御剤です。また、細胞の分化や増殖など、さまざまな生物学的プロセスを調節します。

レビュー：ビタミンA代謝。

包装

密封アンプル入り。

物理的形状

室温で油状。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H360D,H412
• 注意書き: P202 - P273 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Aquatic Chronic 3 - Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 2
• 引火点(°F): No data available
• 引火点(℃): No data available
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type ABEK (EN14387) respirator filter