コンテンツへスキップ
Merck

710335C

Avanti

18:1 カルジオリピン

Avanti Research - A Croda Brand

別名:

テトラオレオイルカルジオリピン; 1,1′,2,2′-テトラ-(9Z-オクタデセノイル)カルジオリピン (ナトリウム塩); CL(1′-[18:1(9Z)/18:1(9Z)],3′-[18:1(9Z)/18:1(9Z)])

ログイン組織・契約価格を表示する


About This Item

実験式(ヒル表記法):
C81H148O17P2Na2
CAS番号:
分子量:
1501.96
UNSPSCコード:
51191904
NACRES:
NA.25

詳細

1′,3′-bis[1,2-dioleoyl-sn-glycero-3-phospho]-glycerol (sodium salt), chloroform

アッセイ

>99% (TLC)

形状

solution

包装

pkg of 1 × 2.5 mL (710335C-25mg)
pkg of 2 × 4 mL (710335C-200mg)
pkg of 5 × 4 mL (710335C-500mg)

メーカー/製品名

Avanti Research - A Croda Brand

濃度

10 mg/mL (710335C-25mg)
25 mg/mL (710335C-200mg)
25 mg/mL (710335C-500mg)

脂質タイプ

phospholipids
cardiolipins

輸送温度

dry ice

保管温度

−20°C

詳細

カルジオリピンには、グリセロール結合した2つのホスファチジル基があります。18:1 カルジオリピンまたはテトラオレオイルカルジオリピン(TOCL)は、ミトコンドリアに存在するモノ不飽和リン脂質です。TOCLの二重層は、ジオレオイルホスファチジルコリン(DOPC)二重層と比べて炭化水素鎖の厚みが大きいです。
カルジオリピンは、アニオン性リン脂質です。
カルジオリピンは、内部ミトコンドリア膜内に局在する独特のリン脂質であり、全脂質の最高で20%を占めます。カルジオリピンは非二重層アニオン性リン脂質であり、4つのアシル鎖および小さな頭部基を有しています。

アプリケーション

18:1 カルジオリピンはナノディスクを形成する可溶化脂質の調製に用いられています。
18:1 カルジオリピンは以下の用途に使用されています:
  • 酵母AAA ATPaseタンパクMsp1を再構築するリポソーム調製
  • RNAトランスフェクションのin vitro翻訳システム
  • ミトコンドリア内膜を模倣するための合成脂質成分として

18:1カルジオリピンは、放射標識アッセイ法における脂質標準として使用されています。

生物化学的/生理学的作用

カルジオリピンは、プロトン取込み経路に関与しており、また、関与した酵素の構造を維持させています。カルジオリピンは、ミトコンドリアの機能、膜電位ならびに内部ミトコンドリア膜およびその中のタンパクに対する構造的支援を維持させています。カルジオリピンの濃度および組成の変化は、虚血、甲状腺機能低下、加齢、心不全および心骨格筋症などの病態に関連しています。
カルジオリピンは、膜の動的構成および細胞分裂に関与しています。本化合物はプロトン取込み経路を修飾します。カルジオリピンは、ミトコンドリアの生合成、融合および分裂、呼吸ならびにタンパク移入において重要な役割を果たします。本化合物は、細胞壁生合成、液胞ホメオスタシス、加齢、細胞周期およびアポトーシスを制御します。
カルジオリピン(CL)は、真核生物におけるエネルギー代謝の調整において重要な役割を担います。CL経路における代謝障害は、拡張型心筋症と関連しています。CLは、ミトコンドリア機能とアポトーシスに不可欠です。CL量およびアシル鎖成分の変動は、様々な病態においてミトコンドリアの機能不全に関与しています。

包装

5 mL透明ガラス製密封アンプル(710335C-200mg)
5 mL透明ガラス製密封アンプル(710335C-25mg)
5 mL透明ガラス製密封アンプル(710335C-500mg)

法的情報

Avanti Research is a trademark of Avanti Polar Lipids, LLC

ピクトグラム

Skull and crossbonesHealth hazard

シグナルワード

Danger

危険有害性の分類

Acute Tox. 3 Inhalation - Acute Tox. 4 Oral - Aquatic Chronic 3 - Carc. 2 - Eye Irrit. 2 - Repr. 2 - Skin Irrit. 2 - STOT RE 1 - STOT SE 3

ターゲットの組織

Central nervous system, Liver,Kidney

保管分類コード

6.1D - Non-combustible acute toxic Cat.3 / toxic hazardous materials or hazardous materials causing chronic effects

WGK

WGK 3

引火点(°F)

does not flash

引火点(℃)

does not flash


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

PRTR

第一種指定化学物質

労働安全衛生法名称等を表示すべき危険物及び有害物

名称等を表示すべき危険物及び有害物

労働安全衛生法名称等を通知すべき危険物及び有害物

名称等を通知すべき危険物及び有害物

Jan Code

710335C-VAR:
710335C-25MG:4548174017364
710335C-BULK:
710335C-500MG:4548174017371
710335C-200MG:4548174017357


試験成績書(COA)

製品のロット番号・バッチ番号を入力して、試験成績書(COA) を検索できます。ロット番号・バッチ番号は、製品ラベルに「Lot」または「Batch」に続いて記載されています。

以前この製品を購入いただいたことがある場合

文書ライブラリで、最近購入した製品の文書を検索できます。

文書ライブラリにアクセスする

この製品を見ている人はこちらもチェック

Slide 1 of 9

1 of 9

Phosphatidylglycerophosphate phosphatase is required for root growth in Arabidopsis
Lin YC, et al.
Biochimica et Biophysica Acta - Molecular and Cell Biology of Lipids, 1863(6), 563-575 (2018)
Reconstitution of Mitochondrial Membrane Proteins into Nanodiscs by Cell-Free Expression
Malhotra K and Alder NN
Methods in Molecular Biology, 155-178 (2017)
The
Mitochondria: Practical Protocols (2018)
Lipidomics: Technologies and applications (2012)
The role of cardiolipin in cardiovascular health
Shen Z, et al.
BioMed Research International, 2015 (2015)

ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

製品に関するお問い合わせはこちら(テクニカルサービス)