A9918

アガロース

Type II-A, Medium EEO

• 別名: 3,6-Anhydro-α-L-galacto-β-D-galactan, Agarose ME
• CAS番号: 9012-36-6
• EC Number: 232-731-8
• MDL番号: MFCD00081294
• UNSPSCコード: 41105317
• PubChem Substance ID: 24891408
• NACRES: NA.25

特性

• 由来生物: algae (Gelidium)
• 品質水準: 200
• タイプ: Type II-A
• フォーム: powder
• 不純物: ≤7% water
• 灰: ≤0.5%
• 濁度: ≤40 NP (1.5% gel)
• EEO: 0.16-0.19
• mp: 86.5-89.5 °C
• 転移温度: gel point 36 °C ±1.5 °C (1.5% gel)
• ゲル強度: ≥1000 g/cm² (1% gel)
• 微量陰イオン: sulfate (SO₄^2-): ≤0.25%
• InChI: 1S/C24H38O19/c25-1-5-9(27)11(29)12(30)22(38-5)41-17-8-4-36-20(17)15(33)24(40-8)43-18-10(28)6(2-26)39-23(14(18)32)42-16-7-3-35-19(16)13(31)21(34)37-7/h5-34H,1-4H2/t5-,6-,7+,8+,9+,10+,11+,12-,13+,14-,15+,16-,17-,18+,19+,20+,21-,22+,23+,24+/m1/s1
• InChI Key: MJQHZNBUODTQTK-WKGBVCLCSA-N

詳細

アプリケーション

• 廃水中のウイルス RNA モニタリングのための多孔性アガロース層状磁性グラフェンオキシドナノ複合材料：この革新的な研究では、環境モニタリングのためのナノ複合材料の作成におけるアガロースの使用が紹介されており、特に廃水中のウイルス RNA の追跡に焦点を当てています（He et al., 2024）。


• 鳥インフルエンザウイルス亜型 H5、H7、H9 の逆転写リコンビネーゼ介在増幅の検出方法：鳥インフルエンザの検出とモニタリングのための診断ツールの開発におけるアガロースの応用を実証し、バイオ分析法の向上におけるその重要な役割を強調しています（Zhang et al., 2024）。


• マイクロ流体ヒドロゲルベースの新しいアプローチによるナノ粒子の浸透性の評価：この研究では、マイクロ流体システムでアガロースベースのヒドロゲルを使用してナノ粒子の浸透を研究し、製薬開発やナノテクノロジーに不可欠な細胞間相互作用とナノ粒子の動態に関する洞察を提供しています（Goodarzi et al., 2024）。


• 大腸菌および乳酸菌に対する銅ベースの金属有機構造体の抗菌効果：銅ベースの金属有機構造体の合成にアガロースゲル電気泳動が用いられ、その化合物の抗菌特性が強化されています。この用途は、臨床および農業の両方の現場に関連する抗菌研究におけるアガロースの役割の拡大を示しています（Elmehrath et al., 2024）。

アナリシスノート

以下は、アガロースに関する特性のリストです：
硫酸塩含量 - 硫酸塩は存在する主要なイオン基であるため、純度の指標として使用されます。
ゲル強度 - ゲルを破壊するためにゲルに加えなければならない力。
ゲル化点 - アガロース水溶液が冷えてゲルが生成する温度。アガロース溶液は、液体からゲルへの転移時にヒステリシスを示します。すなわち、それらのゲル化点は融解温度と同じではありません。
電気浸透（EEO）- ゲルの中を通り抜ける液体の動き。アガロースゲルのアニオン基はマトリックスに固定されて動けませんが、解離できるカウンターカチオンはマトリックスのカソードに向かって移動するため、EEOが起こります。通常、生体高分子の電気泳動の動きはアノードに向かうため、EEOは内部対流のために分離を乱す場合があります。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)