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Merck

C5533

Sigma-Aldrich

Human Collagen Type IV

from human placenta, powder, suitable for cell culture

別名:

コラーゲンIV型

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About This Item

CAS番号:
EC Number:
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352202
NACRES:
NA.75

製品名

コラーゲン ヒト胎盤由来, Bornstein and Traub Type IV, powder, BioReagent, suitable for cell culture

由来生物

human placenta

品質水準

製品種目

BioReagent

フォーム

powder

包装

pkg of 5 mg

テクニック

cell culture | mammalian: suitable

不純物

HIV, hepatitis B and hepatitis C, none detected

溶解性

acetic acid: 0.5-2.0 mg/mL (Dissolve for several hours at 2-8 °C, occasionally swirling.)

UniProtアクセッション番号

結合特異性

Peptide Source: Collagen Type IV

保管温度

−20°C

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詳細

すべてのコラーゲン分子は三重らせん構造にアレンジされた3つのポリペプチド鎖からなっており、その1次構造はほとんどがグリシンが3残基ごとに現れ、プロリンまたは4-ヒドロキシエチルプロリンがしばしばグリシン残基に続く、というモチーフの繰り返しからなっています。IV型コラーゲンは基底膜のみに見られ、最大6つの遺伝的に異なるa鎖を含んでいます。IV型コラーゲンは基底膜に局在しており、ネットワークを形成するタンパク質です。本化合物は、以下の6つの異なる遺伝子によってコードされています:IV型コラーゲンα1(COL4A1)、COL4A2、COL4A3、COL4A4、COL4A5およびCOL4A6。COL4A1およびCOL4A2遺伝子はともにヒト染色体13q34にマッピングされています。2つの遺伝子によりコードされるタンパク質は45%の相同性を共有しています。それらには、非コラーゲン(NC1)ドメイン、三重らせんコラーゲンドメイン、およびGly-Xaa-Yaaリピートが共通して含まれます。COL4A3およびCOL4A4遺伝子はともにヒト染色体2q36.3上に位置しています。組織中では、IV型コラーゲンはプロコラーゲンとして存在します。

アプリケーション

ヒト胎盤由来コラーゲンは、以下の用途に使用されています:
  • 表面機能化のための細胞外マトリックス可溶化。
  • 内皮細胞およびラット多能性細胞の分化の誘導。
  • 細胞遊走/浸潤アッセイの付着剤。
  • キニーネの気道上皮細胞に対する生体電気効果の測定。
  • 遺伝子操作レンチウイルス溶解性ペプチドの選択的毒性の研究。
  • 黄色ブドウ球菌Staphylococcus aureusのフィブロネクチン、フィブリノーゲン、およびコラーゲン受容体の迅速な検出のための粒子凝集測定。
  • ヒト肺がん関連抗原の解明における、マグネシウム依存性のコラーゲン結合測定。

生物化学的/生理学的作用

IV型コラーゲンは細胞分裂および増殖を維持します。コラーゲンの分泌異常は基底膜形成に影響を及ぼします。IV型コラーゲンα1(COL4A1)遺伝子は胃がんで過剰発現しています。COL4A1の変異は、成人および小児において脳内出血に関与します。脳血管障害は、COL4A1およびCOL4A2の突然変異によりもたらされます。IV型コラーゲンは血管形成、神経疾患および転移がんに重要な役割を果たしていることがわかっています。
発達時では、IV型コラーゲンは基底膜(BM)に遍在的に分布しています。成熟過程で、このネットワークは著しく組織特異的な方法で部分的に置き換えられ、BMの構造および機能を決定します。IV型コラーゲンは血小板、肝細胞、ケラチン生成細胞、内皮、メサンギウム細胞、膵臓細胞およびある種のがん細胞に結合することが示されています。
自己免疫疾患Goodpasture症候群における組織傷害は、IV型コラーゲンのα3鎖を標的とする病原性自己抗体によるものです。COL4A5の変異は、Alport症候群に関係します。

注意

この製品は-20℃で乾燥させて保存する必要があり、この条件では3年間活性を維持します。

調製ノート

IV型コラーゲンは凍結乾燥粉末で、滅菌.5 M酢酸、PBSまたは水に1 mg/mLで溶解できます。 PBS溶液は-20℃で少なくとも1年安定です。Niyibizi, C.らのペプシン抽出法を改変して調製されました。

その他情報

コラーゲンは複数の構造的および遺伝的に異なるタイプに分類されています。弊社ではBornsteinとTraubが提唱した命名法を使用しています。シグマ アルドリッチのタイプ分けは一般的なコラーゲン分類とは異なりますのでご注意ください。

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type N95 (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

C5533-BULK:
C5533-5MG-PW:
C5533-5MG:
C5533-VAR:


最新バージョンのいずれかを選択してください:

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Genetic Variations of the COL4A1 Gene and Intracerebral Hemorrhage Risk: A Case-Control Study in a Chinese Han Population
Lin S, et al.
World Neurosurgery, 112, e527-e533 (2018)
Genotype-phenotype correlations in pathology caused by collagen type IV alpha 1 and 2 mutations
Jeanne M and Gould DB
Matrix Biology, 57, 29-44 (2017)
Color Atlas of Dermatoimmuno Histocytology, 62-62 (1989)
A cell migration device that maintains a defined surface with no cellular damage during wound edge generation
Doran MR, et al.
Lab on a chip, 9(16), 2364-2369 (2009)
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Vaskova EA, et al.
Stem Cells and Development, 24(24), 2912-2924 (2015)

資料

ここでは、細胞外基質(ECM)とその接着因子構成成分の構造生物学的な機能のほか、in vitroでの応用向けにどのようなものが利用できるかについて考察します。

The extracellular matrix (ECM) and its attachment factor components are discussed in this article in relation to their function in structural biology and their availability for in vitro applications.

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