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Merck

MAB1864-I

Sigma-Aldrich

抗α-チューブリン抗体、チロシン化、クローンYL1/2

clone YL 1/2, from rat

別名:

Tubulin alpha-1A chain, Alpha-tubulin 3, Tubulin B-alpha-1, Tubulin alpha-3 chain, alpha-Tubulin, tyrosinated

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About This Item

UNSPSCコード:
12352203
eCl@ss:
32160702
NACRES:
NA.41

由来生物

rat

品質水準

抗体製品の状態

purified immunoglobulin

抗体製品タイプ

primary antibodies

クローン

YL 1/2, monoclonal

化学種の反応性

yeast, porcine, rat, chicken, bovine, human, mouse

テクニック

ELISA: suitable
electron microscopy: suitable
immunocytochemistry: suitable
immunohistochemistry: suitable
radioimmunoassay: suitable
western blot: suitable

アイソタイプ

IgG2aκ

NCBIアクセッション番号

UniProtアクセッション番号

輸送温度

wet ice

ターゲットの翻訳後修飾

unmodified

遺伝子情報

human ... TUBA1A(7846)

詳細

チューブリンα-1鎖(UniProt:P09733、別名:α-チューブリン)は、酵母においてTUB1遺伝子(Gene ID:854889)によってコードされています。微小管は、有糸分裂事象や輸送事象から細胞運動および細胞形状の維持に至る、さまざまな細胞活動に関与する動的なタンパク質繊維です。微小管はα-およびβ-チューブリンサブユニットから組み立てられますが、両サブユニットは翻訳後修飾を受け、カルボキシペプチダーゼ活性によって、αチューブリンからC末端の芳香族アミノ酸(哺乳類ではチロシン、酵母ではフェニルアラニン)が除去されます。C末端チロシン/フェニルアラニンはグルタミン酸(E)残基が基になっているため、脱チロシン化/脱フェニルアラニン化型α-チューブリンはGlu-チューブリンとも呼ばれます。チロシンは、哺乳類のチューブリン-チロシンリガーゼによってGlu-チューブリンのC末端に再度付着できるのに対し、フェニルアラニンは、他の生物のチューブリン-チロシンリガーゼとの強い相同性を示す酵母YBR094w遺伝子が存在しても酵母のGlu-チューブリンに翻訳後追加されません。

特異性

100%配列相同性から、広範囲の動物種と反応すると予測されます。
C末端にフェニルアラニン(酵母)またはチロシン(哺乳類およびニワトリ)があるαチューブリンと反応します(PMID 6204858)。C末端にPheまたはTyrがない翻訳後修飾α-チューブリンには反応しません。

免疫原

エピトープ:C末端
精製酵母チューブリン

アプリケーション

この抗αチューブリン抗体、チロシン化、クローンYL1/2はαチューブリンの検出において、ウェスタンブロッティング、免疫細胞染色、免疫組織染色、電子顕微鏡、ELISA、放射免疫測定法での使用が検証されています。
ウェスタンブロッティング:1.0 µg/mLで使用、10 µgのC2C12細胞ライセート中のチロシン化αチューブリンを検出できます。
免疫細胞染色:4.0 µg/mLで使用、A431、HeLaおよびHUVEC細胞中のチロシン化αチューブリンを検出できます。
免疫細胞染色:酵母ではフェニルアラニン化αチューブリン免疫反応を、HEK293細胞ではチロシン化αチューブリン免疫反応を検出しました(Kilmartin J.V., et al. (1982). J Cell Biol. 93(3):576-582; Bandyopadhyay, B., et al. (2007). J Biol Chem. 282(22):16454-16464)。
免疫組織染色:ハンバーガー・ハミルトン第4期(HH4)のニワトリ胚の中線レベルの切片で微小管のチロシン化αチューブリン免疫反応を検出しました(Nakaya, Y., et al. (2008).Nat. Cell Biol. 10(7):765-775)。
電子顕微鏡検査:粗酵母の核膜調製物を用いた微小管フェニルアラニン化αチューブリン免疫反応と、NIH/3T3細胞を用いた微小管チロシン化αチューブリン免疫反応を検出しました(Wehland, J., and Willingham, M.C.(1983).J Cell Biol. 97(5 Pt 1):1476-1490; Kilmartin J.V., et al. (1982).J Cell Biol. 93(3):576-582)。
ELISA:クローンYL1/2の抗原性は、C末端にTyr/Pheがあるまたはないαチューブリンペプチドに対するブタ脳由来チューブリンを用いた競合的ELISAによって決定されましたた(Wehland, J., et al. (1984).EMBO J. 3(6):1295-1300)。
放射免疫測定法:ニワトリ脳チューブリンおよび酵母チューブリンに対するクローンYL1/2の免疫反応を放射免疫測定法で測定しました(Kilmartin J.V., et al. (1982).J Cell Biol. 93(3):576-582)。
研究カテゴリー
細胞構造
研究サブカテゴリー
分子接着(CAM)

品質

A431細胞ライセートでウェスタンブロッティングにより評価されています。

ウェスタンブロッティング:1.0 µg/mLで使用、10 µgのA431細胞ライセート中のチロシン化αチューブリンを検出できます。

ターゲットの説明

実測値:約55 kDa

物理的形状

フォーマット:精製
精製プロテインG
精製ラットモノクローナルIgG2aκ抗体、0.1 M Tris-グリシンバッファー(pH 7.4)+150 mM NaCl溶液、0.05%アジ化ナトリウム含有

保管および安定性

2~8°Cで受領日から1年間安定です。

その他情報

濃度:ロットに固有のデータシートを参照してください。

免責事項

メルクのカタログまたは製品に添付されたメルクのその他の文書に記載されていない場合、メルクの製品は研究用途のみを目的としているため、他のいかなる目的にも使用することはできません。このような目的としては、未承認の商業用途、in vitroの診断用途、ex vivoあるいはin vivoの治療用途、またはヒトあるいは動物へのあらゆる種類の消費あるいは適用などがありますが、これらに限定されません。

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保管分類コード

12 - Non Combustible Liquids

WGK

WGK 1

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

MAB1864-I:


試験成績書(COA)

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A rat monoclonal antibody reacting specifically with the tyrosylated form of alpha-tubulin. II. Effects on cell movement, organization of microtubules, and intermediate filaments, and arrangement of Golgi elements.
Wehland, J; Willingham, MC
The Journal of cell biology null
Tau aggregation and toxicity in a cell culture model of tauopathy.
Bandyopadhyay, B; Li, G; Yin, H; Kuret, J
The Journal of Biological Chemistry null
RhoA and microtubule dynamics control cell-basement membrane interaction in EMT during gastrulation.
Nakaya, Y; Sukowati, EW; Wu, Y; Sheng, G
Nature Cell Biology null
Pierre Romé et al.
The Journal of cell biology, 189(4), 651-659 (2010-05-19)
Aurora A is a spindle pole-associated protein kinase required for mitotic spindle assembly and chromosome segregation. In this study, we show that Drosophila melanogaster aurora A phosphorylates the dynactin subunit p150(glued) on sites required for its association with the mitotic
Robert L Douglas et al.
Journal of cell science, 133(13) (2020-06-07)
Trypanosoma brucei, the causative agent of African sleeping sickness, has a flagellum that is crucial for motility, pathogenicity, and viability. In most eukaryotes, the intraflagellar transport (IFT) machinery drives flagellum biogenesis, and anterograde IFT requires kinesin-2 motor proteins. In this

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