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Merck

K1385

Sigma-Aldrich

KN-93

≥98% (HPLC)

別名:

N-[2-[N-(4-クロロシンナミル)-N-メチルアミノメチル]フェニル]-N-(2-ヒドロキシエチル)-4-メトキシベンゼンスルホンアミド リン酸塩, N-[2-[[[3-(4′-クロロフェニル)-2-プロペニル]メチルアミノ]メチル]フェニル]-N-(2-ヒドロキシエチル)-4′-メトキシベンゼンスルホンアミド リン酸塩

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C26H29ClN2O4S · H3PO4
CAS番号:
分子量:
599.03
MDL番号:
UNSPSCコード:
51111800
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.77

由来生物

synthetic (organic)

品質水準

アッセイ

≥98% (HPLC)

形状

powder

white

溶解性

DMSO: 1 mg/mL
H2O: soluble

保管温度

2-8°C

SMILES記法

OP(O)(O)=O.COc1ccc(cc1)S(=O)(=O)N(CCO)c2ccccc2CN(C)C\C=C\c3ccc(Cl)cc3

InChI

1S/C26H29ClN2O4S.H3O4P/c1-28(17-5-6-21-9-11-23(27)12-10-21)20-22-7-3-4-8-26(22)29(18-19-30)34(31,32)25-15-13-24(33-2)14-16-25;1-5(2,3)4/h3-16,30H,17-20H2,1-2H3;(H3,1,2,3,4)/b6-5+;

InChI Key

NNKJTPOXLIILMB-IPZCTEOASA-N

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アプリケーション

KN-93は以下の用途に使用されています:
  • αCaMKII(Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼIIα)をブロックする阻害剤
  • 海馬切片を前処理するCaMKII阻害剤
  • 実験時の細胞骨格(CSK)構造および機能を変化させるための細胞処理

生物化学的/生理学的作用

KN-93は、選択的Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII阻害剤で、平滑筋収縮性の調節に関与しています。CaMキナーゼII活性化は、KN-93による前処理で阻害されました(IC50~1 μM)。KN-93は、ヒスタミン誘導性の緊張性維持を阻害しましたが、時間経過全体を通して、初期の力発生およびMLC20のリン酸化反応は影響を受けませんでした。KCl応答性の力の発生と維持は、いずれもKN-93によって阻害されました。KCl誘導によるMLC20のリン酸化の急速な増加もKN-93によって阻害されましたが、定常状態におけるMLC20のリン酸化反応は影響を受けませんでした。対照的に、ホルボール12,13-ジブチラート(PDBu)はCaMキナーゼIIを活性化せず、PDBu刺激による力の発生はKN-93の影響を受けませんでした。したがって、KN-93は生理的刺激に応答した力の維持にとって不可欠な(1つまたは複数の)ステップを標的にしていると思われ、このことから、動脈平滑筋の緊張性収縮応答の調節におけるCaMキナーゼIIの役割が示唆されています。プロテインキナーゼCを薬理学的に活性化すると、KN-93感受性ステップが回避されます。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction(受容体分類およびシグナル伝達ハンドブック)のCa/CaMKのページに記載されています。ハンドブックのその他のページをご覧になるには、こちらをクリックしてください

注意

光感受性です。

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

引火点(°F)

Not applicable

引火点(℃)

Not applicable

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type N95 (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

K1385-BULK:
K1385-.1MG-PW:
K1385-PH:
K1385-PPG:
K1385-.5MG-PW:
K1385-.5MG:
K1385-VAR:
K1385-BULK-N:
K1385-.1MG:
K1385PROC:


試験成績書(COA)

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Differential Responses of Cultured MC3T3-E1 Cells to Dynamic and Static Stimulated Effect of Microgravity in Cell Morphology, Cytoskeleton Structure and Ca2+ Signaling
Luo M, et al.
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Wingless-type mammary tumor virus integration site family, member 5A (Wnt5a) regulates human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) envelope glycoprotein 120 (gp120)-induced expression of pro-inflammatory cytokines via the Ca2+/calmodulin-dependent protein kinase II (CaMKII) and c-Jun N-terminal kinase (JNK) signaling pathways
Li B, et al.
Test, 288(19), 13610-13619 (2013)
Kristen H Jardine et al.
Scientific reports, 10(1), 9209-9209 (2020-06-10)
Reactivated long-term memories can become labile and sensitive to modification. Memories in this destabilized state can be weakened or strengthened, but there is limited research characterizing the mechanisms underlying retrieval-induced qualitative updates (i.e., information integration). We have previously implicated cholinergic
Potentiation of Schaffer-Collateral CA1 Synaptic Transmission by eEF2K and p38 MAPK Mediated Mechanisms
Weng W, et al.
Frontiers in Cellular Neuroscience, 247-247 (2016)
Thomas Hennig et al.
PLoS pathogens, 14(3), e1006954-e1006954 (2018-03-27)
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ライフサイエンス、有機合成、材料科学、クロマトグラフィー、分析など、あらゆる分野の研究に経験のあるメンバーがおります。.

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