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Merck

Q102

Sigma-Aldrich

(−)-キンピロール 塩酸塩

≥98% (HPLC), solid

別名:

(–)-キンピロール 一塩酸塩, trans-(–)-(4aR)-4,4a,5,6,7,8,8a,9-オクタヒドロ-5-プロピル-1H-ピラゾロ[3,4-g]キノリン 一塩酸塩, LY-171,555

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About This Item

実験式(ヒル表記法):
C13H21N3 · HCl
CAS番号:
分子量:
255.79
MDL番号:
UNSPSCコード:
12352200
PubChem Substance ID:
NACRES:
NA.77

品質水準

アッセイ

≥98% (HPLC)

形状

solid

光学活性

[α]25/D −124.5°, c = 0.4 in H2O(lit.)

保管条件

desiccated

white

溶解性

0.1 M HCl: 23 mg/mL
H2O: 7.3 mg/mL

保管温度

−20°C

SMILES記法

Cl.[H][C@]12CCCN(CCC)[C@]1([H])Cc3c[nH]nc3C2

InChI

1S/C13H21N3.ClH/c1-2-5-16-6-3-4-10-7-12-11(8-13(10)16)9-14-15-12;/h9-10,13H,2-8H2,1H3,(H,14,15);1H/t10-,13-;/m1./s1

InChI Key

HJHVRVJTYPKTHX-HTMVYDOJSA-N

遺伝子情報

アプリケーション

(-)-キンピロール塩酸塩は、様々な実験において選択的D2ドーパミン(DA)受容体アゴニストとして使用されています。

生物化学的/生理学的作用

キンピロールは、ドーパミン受容体のD2およびD3サブタイプに対して高いアフィニティーを示すドーパミンアゴニストです。ラット脳における特異的[3H]キンピロール結合は、飽和性で、温度、膜濃度、ナトリウム濃度およびグアニンヌクレオチドに依存します。推定上のD2ドーパミン受容体 アゴニストのキンピロール(LY 171,555)は、in vivoおよびin vitroでの研究において最も広く使用されているD2アゴニストです。キンピロール塩酸塩は、(±)-キンピロールの活性なエナンチオマーです。飽和分析は、強いアフィニティー結合特性(KD = 2.3 +/- 0.3 nM)を示し、これは解離会合の速度論によって確認されました。[3H]キンピロール結合部位の分布領域は、[3H]スピペロン結合部位の分布とほぼ同様であり、線条体、側坐核および嗅結節で最も高い密度で認められました。様々な薬物、特にモノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAOI)は、ラット 線条体膜において、MAOの酵素活性が関与しないと考えられる機序により、[3H]キンピロールの結合を阻害しますが、[3H]スピペロンまたは[3H](-)N-n-プロピルノルアポモルフィンを阻害しません。臨床において、抗うつ薬であるMAOIは [3H]キンピロールと[3H]スピペロンで標識される部位間の選択性を示し、これは、構造的に類似する多数のプロパルギルアミンおよびN-アシルエチレンジアミン誘導体、ならびにデブリソキンおよびフェニルビグアニドなどのその他の薬物と同様でした。MAOIであるクロルジリンおよびRo 41-1049 は最も強力でした。MAOIは、[3H]キンピロールで標識される、または[3H]キンピロール結合を調節する新規結合部位と相互作用します。この部位は、D2様ドーパミン受容体に関連している可能性があります。

法的情報

Eli Lilly&Companyの許諾を得て製造販売を行っています。

保管分類コード

11 - Combustible Solids

WGK

WGK 3

個人用保護具 (PPE)

Eyeshields, Gloves, type N95 (US)


適用法令

試験研究用途を考慮した関連法令を主に挙げております。化学物質以外については、一部の情報のみ提供しています。 製品を安全かつ合法的に使用することは、使用者の義務です。最新情報により修正される場合があります。WEBの反映には時間を要することがあるため、適宜SDSをご参照ください。

Jan Code

Q102-25MG:
Q102-IP:
Q102-VAR:
Q102-10MG:
Q102-100MG:
Q102-BULK:
Q102-500MG:


試験成績書(COA)

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Víctor Fernández-Dueñas et al.
Journal of neurochemistry, 123(3), 373-384 (2012-08-29)
In the CNS, an antagonistic interaction has been shown between adenosine A(2A) and dopamine D(2) receptors (A(2A)Rs and D(2)Rs) that may be relevant both in normal and pathological conditions (i.e., Parkinson's disease). Thus, the molecular determinants mediating this receptor-receptor interaction
Role of D2 dopamine receptors of the ventral pallidum in inhibitory avoidance learning
Lenard L, et al.
Behavioural Brain Research, 321, 99-105 (2017)
Hiroyoshi Inaba et al.
Neuropsychopharmacology reports, 41(3), 405-415 (2021-07-24)
A reduced mismatch negativity (MMN) response is a promising electrophysiological endophenotype of schizophrenia that reflects neurocognitive impairment. Dopamine dysfunction is associated with symptoms of schizophrenia. However, whether the dopamine system is involved in MMN impairment remains controversial. In this study
Laszlo Peczely et al.
The international journal of neuropsychopharmacology, 25(7), 590-599 (2022-03-30)
The ventral pallidum (VP) is a dopaminoceptive forebrain structure regulating the ventral tegmental area (VTA) dopaminergic population activity. We have recently demonstrated that in the VP, the D2-like dopamine (DA) receptor agonist quinpirole dose dependently facilitates memory consolidation in inhibitory
Role of ventral pallidal D2 dopamine receptors in the consolidation of spatial memory
Peczely L, et al.
Behavioural Brain Research, 313, 1-9 (2016)

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