R7882

酢酸レチニル

BioReagent, solid or viscous liquid, synthetic, suitable for cell culture

• 別名: ビタミン A アセタート, 酢酸レチノール
• 実験式（ヒル表記法）: C₂₂H₃₂O₂
• CAS番号: 127-47-9
• 分子量: 328.49
• Beilstein: 1915439
• EC Number: 204-844-2
• MDL番号: MFCD00019413
• UNSPSCコード: 12352205
• eCl@ss: 34058009
• PubChem Substance ID: 24899401
• NACRES: NA.75

特性

• 由来生物: synthetic
• 品質水準: 200
• 製品種目: BioReagent
• アッセイ: ≥90% (HPLC)
• フォーム: solid or viscous liquid
• 有効性: ~2,800,000 I.U. per g
• 分子量: M_w 328.49 g/mol
• テクニック: cell culture | mammalian: suitable
• 色: light yellow to dark yellow
• mp: 57-58 °C
• 溶解性: absolute ethanol: 25 mg/mL (lit.)
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: CC1=C(/C=C/C(C)=C/C=C/C(C)=C/COC(C)=O)C(C)(C)CCC1
• InChI: 1S/C22H32O2/c1-17(9-7-10-18(2)14-16-24-20(4)23)12-13-21-19(3)11-8-15-22(21,5)6/h7,9-10,12-14H,8,11,15-16H2,1-6H3/b10-7+,13-12+,17-9+,18-14+
• InChI Key: QGNJRVVDBSJHIZ-QHLGVNSISA-N

詳細

詳細

レチニル酢酸塩は、ビタミンAの天然エステル誘導体です。M-199、NCTC-109、およびWilliam′s培地Eなどの従来培地の処方に含まれています。ビタミンAは、ビタミンAがある程度添加された血清添加細胞培養系の大半で有用な血清成分です。

アプリケーション

酢酸レチニルは、高速液体クロマトグラフィー分析（HPLC）でビタミンC濃度を測定するための標準物質として、また完全培地の調製における栄養補助剤として用いられてきました。

生物化学的／生理学的作用

レチノールの酸化型はレチノイン酸で、レチノイン酸はホルモン様増殖因子を有し、上皮細胞や関連細胞、特に神経細胞に対して分化活性を示します。レチノイン酸は胚性幹細胞の神経細胞への分化を誘導します。レチニル酢酸塩は、乳癌の治療に有効であることが知られています。

その他情報

オールトランス

調製ノート

この物質の融点は約58°Cです。封入時に融解しているため、結晶性固体または過冷却粘性液体として存在している場合があります。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H360D,H413
• 注意書き: P202 - P273 - P280 - P308 + P313 - P405 - P501
• 危険有害性の分類: Aquatic Chronic 4 - Repr. 1B
• 保管分類コード: 6.1C - Combustible acute toxic Cat.3 / toxic compounds or compounds which causing chronic effects
• WGK: WGK 2
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type ABEK (EN14387) respirator filter