SML0124

ラサギリン メシル酸塩

≥98% (HPLC)

• 別名: (1R)-2,3-ジヒドロ-N-2-プロピンル-1H-インデン-1-アミン メタンスルホン酸塩, N-プロパルギル-1(R)-アミノインダン メタンスルホン酸塩, TVP-1012
• 実験式（ヒル表記法）: C₁₂H₁₃N · CH₄O₃S
• CAS番号: 161735-79-1
• 分子量: 267.34
• MDL番号: MFCD08460604
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329825174
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 光学活性: [α]/D +15 to +28°, c = 0.6 mg/mL in H₂O
• 保管条件: desiccated
• 色: white to tan
• 溶解性: H₂O: ≥20 mg/mL
• 保管温度: 2-8°C
• SMILES記法: CS(O)(=O)=O.C#CCN[C@@H]1CCc2ccccc12
• InChI: 1S/C12H13N.CH4O3S/c1-2-9-13-12-8-7-10-5-3-4-6-11(10)12;1-5(2,3)4/h1,3-6,12-13H,7-9H2;1H3,(H,2,3,4)/t12-;/m1./s1
• InChI Key: JDBJJCWRXSVHOQ-UTONKHPSSA-N
• 遺伝子情報: human ... MAOB(4129)

詳細

アプリケーション

ラサギリンメシル酸塩は以下の用途に使用されています。

• アポトーシス制御因子であるBax/Bcl-2調節による色素性網膜炎（RP）における神経保護効果を試験するために
• 1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン（MPTP）誘発マウスモデルにおけるモノアミンオキシダーゼB阻害剤として
• 抗パーキンソン病薬として、6-ヒドロキシドパミン障害ゼブラフィッシュ幼生における運動緩徐で運動障害様の挙動に対するレスキュー機能を試験するために

ラサギリンメシレートは、MAOタイプBを介した細胞シグナル伝達研究に使用できます。

生物化学的／生理学的作用

メシル酸ラサギリンは、パーキンソン病の初期段階における効果的な治療の選択肢です。レボドパ治療を受けた患者の運動の変動を改善し、そのような患者の有用な補助薬になる可能性があります。神経保護効果があり、ドーパミン作動性ニューロンの生存率を高めます。

ラサギリンメシレートは、モノアミンオキシダーゼ(MAO)のA型と比較してB型に14倍の選択性を有する不可逆性のインヒビターです。抗アポトーシス性と神経保護作用があり、パーキンソン病の治療に使用されています。

特徴および利点

この化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal Transduction（受容体分類とシグナル伝達のハンドブック）の「ドーパミンおよびノルエピネフリンの代謝」ならびに「ヒスタミン合成および代謝」のページで特に言及されています。ハンドブックの他のページを閲覧するには、ここをクリックしてください。

安全性情報

• ピクトグラム: GHS07
• シグナルワード: Warning
• 危険有害性情報: H302
• 注意書き: P264 - P270 - P301 + P312 - P501
• 危険有害性の分類: Acute Tox. 4 Oral
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable