SML0580

ヌトリン-3a

≥98% (HPLC)

• 別名: (-)-4-(4,5-ビス(4-クロロフェニル)-2-(2-イソプロポキシ-4-メトキシフェニル)-4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-1-カルボニル)ピペラジン-2-オン, (-)-ヌトリン-3, 4-[[(4S,5R)-4,5-ビス(4-クロロフェニル)-2-(2-イソプロポキシ-4-メトキシフェニル)-4,5-ジヒドロイミダゾール-1-イル]カルボニル]ピペラジン-2-オン, 4-[[(4S,5R)-4,5-ビス(4-クロロフェニル)-4,5-ジヒドロ-2-[4-メトキシ-2-(1-メチルエトキシ)フェニル]-1H-イミダゾール-1-イル]カルボニル]-2-ピペラジノン, ヌトリン3a
• 実験式（ヒル表記法）: C₃₀H₃₀Cl₂N₄O₄
• CAS番号: 675576-98-4
• 分子量: 581.49
• MDL番号: MFCD14636430
• UNSPSCコード: 12352200
• PubChem Substance ID: 329825564
• NACRES: NA.77

特性

• ligand: nutlin-3a
• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥98% (HPLC)
• 形状: powder
• 光学活性: [α]/D -130 to -154° (c=0.5, CDCl3)
• 反応適合性: reagent type: ligand
• 色: white to beige
• 溶解性: DMSO: 5 mg/mL, clear
• 輸送温度: wet ice
• 保管温度: −20°C
• SMILES記法: O=C(N1CC(NCC1)=O)N2[C@H](C3=CC=C(Cl)C=C3)[C@H](C4=CC=C(Cl)C=C4)N=C2C5=CC=C(OC)C=C5OC(C)C
• InChI: 1S/C30H30Cl2N4O4/c1-18(2)40-25-16-23(39-3)12-13-24(25)29-34-27(19-4-8-21(31)9-5-19)28(20-6-10-22(32)11-7-20)36(29)30(38)35-15-14-33-26(37)17-35/h4-13,16,18,27-28H,14-15,17H2,1-3H3,(H,33,37)/t27-,28+/m0/s1
• InChI Key: BDUHCSBCVGXTJM-WUFINQPMSA-N

詳細

アプリケーション

ヌトリン-3aは、腫瘍抑制因子p53（TP53）の安定化剤として、またmouse double minute 2 homolog（MDM2）-p53相互作用の阻害剤として使用されています。

生物化学的／生理学的作用

ヌトリン-3a [(-)-ヌトリン]はラセミ体MDM2アンタゴニストヌトリン-3のより強力なジアステレオ異性体です。ラセミ体ヌトリン-3のキラル化合物精製からの最初のピークとして溶出するので、それはエナンチオマー-aと呼ばれました。ヌトリン-3aは、p53調節遺伝子の発現を誘導し機能的p53を発現する細胞で強力な抗増殖活性を示す、p53に結合するMDM2（mouse double minute 2）の強力な阻害剤です。ヌトリン-3aはヌトリン-3bより150倍強力です。

ヌトリン-3aは強力な非遺伝毒性薬です。本化合物は腫瘍抑制因子p53（TP53）活性化剤及び安定化剤として作用します。

特徴および利点

本化合物は、アポトーシス研究用製品です。さらにアポトーシス研究用製品をご覧になりたい場合は、こちらをクリックしてください。その他の研究領域用の生物活性低分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmをご参照ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable