SML0837

FAK阻害剤14

≥95% (HPLC)

• 別名: 1,2,4,5-ベンゼンテトラアミン四塩酸塩, NSC 667249, Y15, ベンゼン-1,2,4,5-テトラアミン四塩酸塩
• 実験式（ヒル表記法）: C₆H₁₀N₄ · 4HCl
• CAS番号: 4506-66-5
• 分子量: 284.01
• EC Number: 224-822-6
• UNSPSCコード: 12352200
• NACRES: NA.77

特性

• 品質水準: 100
• アッセイ: ≥95% (HPLC)
• 形状: powder
• 保管条件: desiccated
• 色: , faint purple to dark brown
• 溶解性: H₂O: 20 mg/mL, clear
• 保管温度: room temp
• InChI: 1S/C6H10N4.4ClH/c7-3-1-4(8)6(10)2-5(3)9;;;;/h1-2H,7-10H2;4*1H
• InChI Key: BZDGCIJWPWHAOF-UHFFFAOYSA-N

詳細

アプリケーション

FAK阻害剤14は転移アッセイに使用されています。また、骨形成タンパク質7（BMP-7）により誘導された細胞遊走および接着に対する効果の研究にも使用されます。

生物化学的／生理学的作用

1,2,4,5-ベンゼンテトラアミン四塩酸塩（FAK阻害剤14、Y15）は、細胞透過性の選択的接着斑キナーゼ（FAK）阻害剤です。接着斑キナーゼ（FAK）は、細胞の生存、細胞の増殖、運動性に関与するインテグリンシグナル伝達経路の調節に不可欠です。FAKのチロシン397（Y397）のリン酸化は、SrcファミリーキナーゼおよびPI3キナーゼのSH2ドメインの高親和性結合部位を形成します。FAKは多くのヒト腫瘍で過剰発現しています。1,2,4,5-ベンゼンテトラアミン四塩酸塩（FAK阻害剤14、Y15）はY397-FAKのリン酸化を阻害し、神経芽腫細胞の剥離とアポトーシスを引き起こします。

特徴および利点

本化合物は、Handbook of Receptor Classification and Signal TransductionのFakのページに掲載されています。ハンドブックの他のページを閲覧するには、ここをクリックしてください。

本化合物はキナーゼホスファターゼ生物学研究用製品です。さらにキナーゼホスファターゼ生物学研究用製品をご覧になりたい場合は、こちらをクリックしてください。その他の研究領域用の生物活性低分子に関する詳細については、sigma.com/discover-bsmをご参照ください。

安全性情報

• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 3
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable