A6410

アピラーゼ ジャガイモ由来

ATPase ≥200 units/mg protein, lyophilized powder

• 別名: アデノシン 5′-ジホスファターゼ, アデノシン 5′-トリホスファターゼ
• CAS番号: 9000-95-7
• Enzyme Commission number: 3.6.1.5 (BRENDA, IUBMB)
• EC Number: 232-569-8
• MDL番号: MFCD00130542
• UNSPSCコード: 12352204
• NACRES: NA.54

特性

• タイプ: Grade VI
• 品質水準: 200
• フォーム: lyophilized powder
• ATPase activity: ≥200 units/mg protein
• secondary activity: ≤15 % of base activity ADPase
• 分子量: ~49 kDa by gel filtration
• 組成: Protein, 30-60%
• 溶解性: H₂O: soluble 1.0 mg/mL
• その他の活性: Acid Phosphatase ≤2% of base activity
• 保管温度: −20°C

詳細

詳細

ATP-ジホスホヒドロラーゼとも呼ばれるアピラーゼは、多種多様な植物および動物組織で発現します。市販のアピラーゼ酵素は、ジャガイモ塊茎から単離されたものです。

アプリケーション

アピラーゼは、ヌクレオシド三リン酸および二リン酸を加水分解します。有機二リン酸および三リン酸の加水分解における至適pHは6であり、無機リン酸が基質の場合の至適pHは5.1です。 シグマのアピラーゼは、血小板凝集抑制の研究に使用されています 。

ジャガイモ由来のアピラーゼは、次の用途で使用されています。

• ATPを枯渇させるため。
• 内因性細胞外ATPを分解するため。
• 麻酔下のマウスから採取した血液を処理するクエン酸デキストロース溶液のサプリメントとして。

少なくとも2種類のアイソザイムの存在が異なる種類のバレイショ(S. tuberosum)で確認されています。2種類のうち一方は高いATPase/ADPase比(約10)を、もう一方は低いATPase/ADPase比(約1)を示します。
反応: ATP → ADP+P_i → AMP+2P_i。

生物化学的／生理学的作用

アピラーゼは、2価カチオンの存在下でヌクレオシド三リン酸および二リン酸のリン酸無水結合を加水分解します。ヌクレオチドに対する広範な基質特異性を有します。この特性のため、アピラーゼはDNAシーケンシングおよび血小板凝集阻害などのさまざまなバイオテクノロジー用途に適しています。アピラーゼはアデノシン5′-トリホスファターゼ（ATPアーゼ）活性およびアデノシン5′-ジホスファターゼ（ADPアーゼ）活性を示します。

アピラーゼは、すべての真核生物と一部の原核生物に見られます。ジャガイモのアピラーゼは、成長と分化の調節に重要な役割を果たします。アピラーゼは、神経刺激時の神経伝達物質としてのATPのシナプスにおける不活性化と、血栓症を防ぐためのADP誘導血小板凝集の阻害に関与しています 。活性には二価金属イオンが必要であり、5 mMのカルシウムイオン存在下で最大活性が観察されます。

包装

ATPase unitに基づいて販売されています。

その他情報

本製品は非常に高いATPase/ADPase比を示します。

単位の定義

1ユニットは、pH 6.5、30°C、1分間に、1.0 μmolの無機リン酸をATPまたはADPから遊離させる酵素量です。

物理的形状

部分精製凍結乾燥品(コハク酸カリウムバッファ-塩を含有)。

調製ノート

ホワイトポテト由来

安全性情報

• ピクトグラム: GHS08
• シグナルワード: Danger
• 危険有害性情報: H334
• 注意書き: P261 - P284 - P501
• 危険有害性の分類: Resp. Sens. 1
• 保管分類コード: 11 - Combustible Solids
• WGK: WGK 1
• 引火点(°F): Not applicable
• 引火点(℃): Not applicable
• 個人用保護具 (PPE): Eyeshields, Gloves, type N95 (US)